沙流川水系宿主別川
宿主別川と額平川の合流点に平取ダム建設が進められている。宿主別川はこれまでなかったような大量の砂利が流れてきている。このことを平取ダム建設に関わった専門家や科学者と称する人たちは知っているのだろうか。異常な量の砂利が流れてきているのだ。
宿主別川は2003年8月9~10日未明にかけての台風10による大雨の前は、川底が下がり、川岸や川に面した山の斜面の崩壊が至る所で見られていた。そして、大雨によって大規模に崩壊。それがきっかけになって崩壊の連鎖と拡大がず~っと続いていると思われる。平取ダム計画時点では、こうした背景は検討されぬまま、計画だけが進められているわけだ。膨大な砂利移動が激しくなった現状を把握せずに平取ダムを建設してしまえば、また一つ砂利で埋まったダムを生み出すことになるだけだ。
国民の血税を使って、砂利で埋まることが明白なダムを建設することには疑問がある。
専門家、科学者と称する人たちは、宿主別川の声を真摯に聞き取って欲しい。平取ダム建設は間違いだ。取りやめるべきダムだ。
棒を投げたら倒れないくらいたくさんいたサクラマスが生息する清流の川だったことを思い起こして欲しい。