石狩川水系北の沢川

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すぐ側に山が迫る市街地を流れる豊平川の支流である。今から数年前、その鬱蒼とした河畔林の中をヒグマが歩いていた。対策として河畔林は全て伐採された。ヒグマは目撃されるだけで通報されることが多い。警察は、猟友会ハンターを動員して駆除に向かう。現場は、騒然となりヒグマは発見され次第、射殺される運命にある。都心での出没については、危険かどうかの見極め判断が難しいが、このような山に近い川にヒグマが、出現することは不思議なことでは無い。改めて、如何に川の直近に人が住む様になり、都市化したのだと思う。

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左から右へ流れ、豊平川に注いでいる。鬱蒼とした河畔林に覆われていたが、橋の手前は全て伐り払われた。

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河畔林は、全て伐り払われた。
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流路工の石碑なんて始めて見る。実に、18年間に及ぶ事業を讃えているのだろうか?土砂災害を防ぐ為として、上流に治山ダムや砂防ダムが建設される。しかし、ダム下流では砂利が不足して川底が下がり、川岸が崩れ、土砂や流木が流れ出すようになる。今度は、その対策として、河川横断工作物(流路工)を建設するようになる。都市河川が、階段状になってしまうのは、上流にあるダムが砂利を止めてしまうことが原因である。
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砂防指定地にして、川に横断工作物、つまり、ダム(流路工)をたくさん建設していく。このような砂防指定地にされた川の上流には、必ずダムがある。
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砂利を止めることを目的にした流路工。
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流路工。皆伐された河畔林の一本、ニセアカシアの伐り株。
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すぐ上流にも流路工が見える。こうして川は階段状の姿に変えられていく。
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川の縁まで山が迫っている。
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落差工。

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また落差工が見える。この上流には、まだ沢山の落差工、流路工が作られ川は階段状になっている。都心にあって自然豊かな山があるものの、自然河川が、水路となっていることは残念でもったいない。