落部川水系上二股川
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落部川へ注ぐ、国有林内源流からの小さな支流である。大雨の後、この支流を横断する道道に水が溢れ、土砂が流れ出したことから、渡島森林管理署は2基の治山ダムを建設した。建設後、間もなく川が増水し、再び道路は水が溢れ、土砂が流れ出した。
原因は、大雨?山崩れ?。いいえ、ご覧のように道路の下を川が横切るボックスカルバートの間口が狭いことにある。砂利や流木が間口を塞ぎ、水が溢れたということだ。ボックスカルバートの間口を広げれば解決出来ることを、さも山崩れが起きたかのように、何故、治山ダムを建設したのだろうか?2基の治山ダム建設は無駄としか言いようがない。こうしたことは現場を見なければ誰にも気がつかれない、解らないことである。
道路を横切る小さな沢。大雨の時、この間口では流れを吐き出し切れずに道路に溢れ、砂利が道路に流れ出す。
![災害を発生させるような川とは思えない小さな小沢だ。ここに治山ダムを3基もつくり、さらにつくる予定だった。](http://protectingecology.org/wp/wp-content/uploads/2014/10/⑭・2009-07-29・加工済・落部川支流上二股沢川・DSC_0075-300x199.jpg)
![完成した治山ダム。意味不明の治山ダムだ。渡島森林管理署は国有林管理者として、植林で砂利の流下を防ぐ手立てを行うべきである。こんなところに治山ダムが必要なのか。](http://protectingecology.org/wp/wp-content/uploads/2014/10/⑯・2010-04-27・加工済・落部川支流上二股沢川・DSC_0127-300x198.jpg)
![その上に第二の治山ダムがつくられていた。](http://protectingecology.org/wp/wp-content/uploads/2014/10/⑰・2010-04-27・加工済・落部川支流上二股沢川・DSC_0132-300x198.jpg)
![ちょっとした大雨が降った後、現場はご覧のありさま。工事が砂利を生み、砂利は道路に溢れ出していた。間口が小さいので、溢れ出すことくらいは素人でも分かることなのに。おかしな事業である。](http://protectingecology.org/wp/wp-content/uploads/2014/10/⑱・2013-09-02・加工済・落部川支流上二股沢川・DSC_0025.jpg)
この支流で、更に新たな治山ダム建設が計画されていた。私たちは、計画に関する公文書開示請求を行った。その後、建設の動きは今のところ無い。