鵡川

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シシャモの産地として知られる川だが、いつまでも資源が残るとは思われない。流域には沢山のダムがあり、頻繁に泥水が流れる川となっている。ちょっとした増水で泥水が流れるような川には、必ずダムがある。泥が流れ出すのということは、川が「異常」な状態にあることを示している。では、泥水の「泥」はいったいどこから、どのようなメカニズムで流れ出してくるのか?

こんな泥水が出るような川で果たして魚たちは生きていける者だろうか…?
鵡川から沿岸に流れ出す濃い泥水。こんな濃い泥水が出るような川で、果たして魚たちは生きていけるのだろうか…?(撮影協力:小野有五さん・北海道の森と川を語る会)
2005-05-16~21-B・05-20・加工済・鵡川・稲里橋・ 106
福山大橋の上流から国道274号線の橋を見る・2005年5月20日
2005-05-16~21-B・05-20・加工済・鵡川・福山大橋・112
福山大橋の上流側・右側の川岸(左岸)が崩れ、垂直の崖になっている。中州の縁も垂直の崖化している。2005年5月20日
2005-05-16~21-B・05-20・加工済・鵡川・福山大橋・ 116
福山大橋の下流側の左岸も大きく刳られ、垂直の崖になっている。2005年5月20日
2014-08-11・加工済・鵡川(ニセパオマナイ川との合流点)・DSC_0486
橋の上から下流を見る。2014年8月11日
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同じ橋の上から上流を見る。右手(左岸)の山の斜面がズリ落ちている。川底が下がり、砂山崩しの様に崩れ落ちる。2014年8月11日
2010-10-04・加工済・鵡川・占冠村近く・DSC_0761
砂防ダムによって砂利が溜まり、川幅が広がる。水はその上を蛇行して流れるようになり、川岸や川に面した山の斜面を浸食し始める。ダムの堆砂域になっているので、川の石は小さい。何故ならダムに砂利が溜まり続ける為、川の勾配が小さくなり、流速も小さくなっているからだ。ダムが砂利を「振るい分ける」ことで起こる異常である。2010年10月4日
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川幅が広がると、流れが蛇行して川岸が浸食され崩壊を続ける。2010年10月4日
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2010年10月4日。
2013-06-17・加工済・鵡川・河床低下・DSC_0289
上流からの砂利がダムで滞る為、流れて来ない。砂利は流出する一方で、川底は下がり続ける。川岸が崩れた為、コンクリート護岸ブロックが敷設された。しかし、川底が更に下がった為に、ブロックは前のめりに崩れ、またそれを補強するために袋体床固工が増設されている。2013年6月17日
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右側の川岸(左岸)は、川底が下がった為に、川岸の砂利が抜け落ちるようになり、傾斜がきつくなっている。河床低下は、一層進行している。2013年6月17日
2013-06-10・加工済・鵡川・砂防ダム・河床低下・DSC_0005
砂防ダムは砂利で満杯になっている。大学教授や専門家たちは、「砂利は何れ下流に流れ出すから問題ない」と言うが…実際は下流では河床が下がり、上流側では砂利が上流へ向かって際限なく溜まり続けている。2013-年6月10日

砂防学の専門家や大学教授たちは、「砂防ダムが砂利で一杯になると、やがてダムから砂利が下流に流れ出すようになる」と言うが…現場は、ダムから流れ出すその量は非常に少なく、砂利の大きさは小さなものばかりである。一方、ダムの上流では滞る砂利が上へ向かって、どんどん溜まり続けている。しかもその砂利は川幅を広げて、その上を蛇行して流れる水が、川岸や川に面した山の斜面を浸食して崩している。

砂防ダムは砂利の供給量を減らすばかりか、その場所にあった筈の砂利の大きさも変えてしまう為、ダム下流では川底を下げて、川岸や山腹を崩壊させ、上流では川幅を広げて同じ崩壊を起こすのだ。「砂防ダム」の「砂防」は砂利を止めて土砂災害を防ぐような名前になっているが、実際は、土砂災害、流木災害を更に増加させ、事態を悪化させている構造物なのである。

泥水の「泥」は、ダムが作用して川岸や山の斜面を崩壊させ、そこから発生していることを知っていただきたい。

2013-06-10・加工済・鵡川・砂防ダム・河床低下・DSC_0032
砂防ダムの上流の堆砂域は、上流へと延びている。2013年6月10日
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堆砂域が上流へ延びているのがお分かりいただけると思う。2013年6月10日
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ダム上流の堆砂域の上を流れる水が川岸を浸食している。2013年6月10日

砂防ダムの上流でも、下流と同じように河岸の浸食が始まり、土砂や流木を生み出している。上流に溜まる砂利が川底を押し上げ、川幅を広げる為、今まで水流が当たったことがない場所が浸食されるようになる。そして川岸が崩れ、山の斜面が崩壊し、ここからも泥水の原因となる土砂が流れ出している。

2006-10-11・加工済・鵡川・092
川岸が崩れると、コンクリートの護岸が建設される。河岸崩壊のメカニズムや原因の解明をせずに、対症療法的な補修工事が行われ続けている。川岸が軟弱だから強固な川岸に作り変えるという安易な工事が繰り広げられている。税金をドブに捨てるように工事が繰り返されているのだ。
2006-10-11・加工済・鵡川・087
川の石が均一で小ぶりになっていることをご覧いただきたい。上流にあるダムで川砂利の「振るい分け」がされている証だ。2006年10月11日
2006-10-11・加工済・鵡川・101
税金を莫大に投じて、自然河川が実験室の模型のような水路へと作り変えられていく。水を滞りなく一気に流すのだと言うが、流速が速まれば、水は破壊力を増して恐ろしいことが起こる。あり得ない河川事業である。2006年10月11日