忠類川

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標津から斜里に抜ける国道244号線沿いを流れている川だ。秋になると調査捕獲と称して、カラフトマス釣りをさせている。奥の深い川だが、治山ダムや砂防ダムがつくられている。そのため、下流では河床低下に伴う川岸の崩壊が続いているようで、川幅が異常に広がっている。また、川の石も小ぶりなモノが多い。荒れた川といえるだろう。

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知床半島の羅臼へ続く国道335号線の橋。

 

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国道335号線橋から上流側を見る。水の流れに比べ、川幅がだだっ広い。川岸が崩れ続けている証拠と見てよい。河原の石の大きさが小ぶりなモノが多いのは上流に治山ダムや砂防ダムなど河川横断工作物があることを示唆している。

 

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川に面した斜面は基礎が侵食されるので、砂山崩しのように崩壊していく。河原の石が小ぶりなこと、微細な砂が多いことは川岸や山の斜面が崩れていることを示している。

 

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橋の下流側。河原がだだっ広い。川岸が崩れては川幅が広がっている証拠だ。また、河原の石が小ぶりなこと、微細な砂が目立つことも上流で川岸が崩れ、山の斜面が崩壊していることを示唆している。

 

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右側の川岸が崩れ、垂直の崖化している。水流が当たれば浸食されてこのようになるのは当たり前だと指摘されるかも知れない。川底の砂利がどんどん持って行かれているから、砂山崩しのように川岸が崩れ、川岸は後退して川幅が広がるのだ。もしも河床が下がっていないのであれば、川岸が崩れ続けることはない。崩れたところに砂利が溜まり、川岸はなだらかにならされていく。だから、安定した川の水辺はなだらかなのである。

 

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河原の石は小ぶりなモノばかりで、微細な砂やシルトが目立つ。海の近くなので、河原の石が小さいのは当然と思われるかも知れない。もっと大きな石があってよいハズだ。こんな小さな石ばかりというのは異常な状態ということを知っていただきたい。