十勝川水系音更川

十勝川水系音更川の最新ニュース

ニュースはまだありません。

音更川の上流には沢山のダムがあり、農業用の取水の堰もある。その下流では川底が下がっている。増水時には更に川底が浸食され、岸が崩れる。広大な扇状地形なので砂利は非常に多く、川岸が崩れる度に大量の砂利が流出している。

川底が下がると川岸が崩れる。堤防が決壊する恐れもある。河川管理者は堤防が決壊しないように、河床が下がる度に川底を固める工事を続ける。

2013-10-15・加工済・十勝川・DSC_0823

 

2013-10-15・加工済・トリム・十勝川・DSC_0763

 

2013-10-15・加工済・十勝川・DSC_0794
川幅が広いが河畔林はほぼ皆伐されている。こうした殺伐とした荒れた河原は上流にダムがある川の特徴でもある。大規模に護岸工事が行われていた。
2013-10-15・加工済・十勝川・DSC_0813
堤防の基礎にある砂利が抜かれないように、コンクリートブロックで川底を固めている。河床低下が進行している証しだ。
2013-10-15・加工済・十勝川・DSC_0764
川底が掘られないように川底に敷き詰めるコンクリートブロックの量は膨大で、莫大な税金が使用され、功を奏しなければドブに捨てるようなものになる。根本的な解決をはかる必要があるのだが…どこからも疑問の声は上がってこない。
2013-10-15・加工済・十勝川・DSC_0784
コンクリートブロックの使い放題の現場だ。とても功を奏するとは思われない。なぜなら、河床に敷いているコンクリートブロックの先で砂利が抜かれることになるから、ばらばらになると予測できるからだ。上流から砂利が来ないから川底が掘られるのは自明の理なのだ。
2013-10-15・加工済・十勝川・DSC_0779
こうした工事現場では発生した泥水を川に流さないように、泥を沈澱させて、上澄みを川に流すように指導されている。国の事業なので、そのあたりは徹底されている。北海道の建設管理部の工事現場とは大違いだ。
2013-10-15・加工済・十勝川・DSC_0786
右側の川岸はすでに護岸ブロックが設置されているが、次第にベコベコになってくるだろう。そうなれば、また、護岸工事が始まることになる。
2012-05-22・加工済・十勝川水系音更川・DSC_0342
上流には農業用の取水堰(頭首工)がある。その下流は川底が下がるので、川岸が砂山崩しのように崩れ、垂直の崖化している。
2012-05-22・加工済・十勝川水系音更川・DSC_0322
十勝頭首工の水門。
2012-05-22・加工済・十勝川水系音更川・DSC_0260
昭和38年10月に建設されたもの。
2012-05-22・加工済・十勝川水系音更川・DSC_0272
銘板があった。
2012-05-22・加工済・十勝川水系音更川・DSC_0256
十勝頭首工の上流の橋から撮影した。頭首工で止められている砂利が膨大に溜まっている。左側の川岸は浸食されている。異常に川幅が広い。
2012-05-22・加工済・十勝川水系音更川・DSC_0239
十勝頭首工の上流側。大量の砂利が止められている。
2012-05-22・加工済・十勝川水系音更川・DSC_0233
十勝頭首工の上流の橋から上流を見たところ。十勝頭首工で止められている砂利は上流へ向かったどんどん貯まり続けている。

2012-05-22・加工済・十勝川水系音更川・DSC_0227

ダムや堰が砂利を止めると、その下流は砂利の供給を失い、河床は下がっていく。そうなると川岸は増水の度に崩れていく。流木や土砂災害の発生源でもある。一方、上流側では砂利が上流へと溜まり続け、川幅が広がり、新たに川岸や川に面した山の斜面を浸食しはじめる。つまり、ダムや堰があることで、川は不安定になり、壊れやすくなり、壊れたら災害が発生するようになる。災害の原因はダムや堰にあることを知っていただきたい。