番屋の沢川
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日本海に注ぐ小さな川だが、護岸工事が行われていたので、現地を見た。
小さな川を大幅に広げる工事が行われており、掘削して発生した土砂は川を埋めるように無造作に置かれてあった。予期せぬ増水が発生すれば、大量の泥は流され、沿岸を泥の海にしてしまうだろう。
多くの工事現場では泥水(微細な砂やシルト分)を垂れ流さないように沈殿槽でろ過することが義務づけられているのだが…そのような様子はみじんもない。河川管理者の監督・指導・工事後の検査は適切に行われているのだろうか…?
こうした乱暴な工事現場から沿岸に流れ出す泥水は海の水産資源を枯渇させる深刻な影響があるのだが…地元の漁師たちは無関心なのだろうか…?
河川工事では同じような工事が繰り返されることが多いので、現場の工事標識は記録しておくと良いだろう。
工事が行われていたので、記録した。半年以上にわたる長期の工事なので、注目した。
翌年の春先には真新しい護岸ができていた。しかし、上流には土が盛られていたので、上流をたどってみた。
完成した真新しい護岸。コンクリートのボックスの中に小石が詰められている。草が生えるように鉢になっているのだろうか…?その先は日本海である。
日本海へ注ぐ川だ。
水の流れを埋めるように土が置かれてあった。今どき、土が流されるような乱暴な工事が認められていることに驚いた。
水の流れを塞ぐように土が置かれている。
ちょっと増水したら、土が流されることがお分かりいただけるだろう。
川に押し出された土。

土が流れ出すのでは…

川に押し出された土。

川の中を走りまわった重機。
川の中を重機が走りまわった痕跡。
護岸工事現場。
川幅の狭い、小さな川だ。何倍にも川幅を広げる工事が行われている。
小さな川である。

すぐ上流では川幅が広げられていた。その上流にスリット式の砂防ダムがあった。川の砂利の大きさは小ぶりのものばかりで、勾配の小さな、緩やかな流れの川と分かる。本当に必要な工事なのだろうか…?

掘削して発生した土が流れを押しつぶすように置かれていた。
スリット式砂防ダムが立ちはだかっている。砂利の大きさは小ぶりのものばかりだ。
川幅をこれほど広げる必要があるのだろうか…?
「番屋の沢川3号床固工」のスリット式砂防ダム。砂利の大きさが小ぶりなことがお分かりいただけるだろう。
スリット式砂防ダムの上流側にも土が置かれていた。土によって流れにくくなった水が溜まっていた。
水量の多い川とは思われない。
「番屋の沢川2号床固工」のスリット式の砂防ダムがあった。
さらに上流にも「番屋の沢川1号床固工」のスリット式砂防ダムがあった。全部で3基作られていた。本当に必要なのだろうか…?
砂防指定地の看板だ。いつ、誰が、どのような理由で指定し、砂防ダムの建設をするのか、知る必要がある。