茂築別川
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上流に治水用の「有明ダム」がある。それでも下流では水害が発生し、河畔林の伐採や川幅の拡幅が計画されている。治水ダムを建設したのに役立たずのダムということなのだろうか。
下流は低地帯で、大雨が降れば川の水位が上がり、川から水が溢れ出すような地形だ。そこを開墾した田畑は、低い土地での排水が滞るのは当然のこと、内水氾濫と見られるのだ。
では河道拡幅したら氾濫は止まるのだろうか…?疑問を感じる。
また、この川にはダムの下流に農業用の取水の堰がある。ダムと取水堰によって流下する砂利が止められるために、川底が下がり、川岸の崩壊が進み、崩壊した川岸はところどころ護岸化されている。しかし、川底が下がっているので、護岸化しても再被災する。現場に詳しいハズの河川管理者なら、こんなことは最初から分かっているはずだ。そして思惑通りに護岸が被災すれば、「施設の被害」が発生したとして、新たに災害申請して、災害復旧事業が投入される。
へんでないかい…?
自作自演の災害興し、災害普及事業の構図のようにも見えてくる。
右側が冠水した民家だ。
平成26年(2014年)10月21日付けで、会計検査院から国土交通大臣宛に改善措置が要求されている。ダム建設後の管理がいかにいい加減なものかが分かる。つまり、ダムは建設することが目的なのだろう。維持管理のことや地元のことなんかは知ったこっちゃないのだろう。
●洪水調節容量内に土砂が堆積していたもの
●設定貯水量に堆砂測量の結果を反映していなかったもの
URL:http://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/26/pdf/261021_zenbun_03.pdf
川の仕組みを知らぬ河川管理者が河川を管理することがいかに危険なことなのか、みなさんも是非ご注目ください。