鷲別川

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宅地開発に伴い、川が直線化されるなど河川整備が進められて来た。河道を直線化すると流速は速くなり、川底が浸食され、土石流災害の危険性も増す。そこで流速を緩和させる為に、落差工が建設される。この直線化による砂利の流出作用に加え、上流にある用水ダムで、流下する砂利を扞止する機能が働く。機能と作用が相乗し、自然河川の仕組みは失われる。河床の一部で、岩盤が露出しているところが見られる。所々にある砂利は、岩盤の上に僅かに積もっているだけである。これでは、魚の繁殖は極めて危うい。川岸は、崩れることを前提に、略、全区間がコンクリート護岸にされている。これが、私たちの身近に見る都市河川の典型的な川の姿である。

2004-11-06・加工済・鷲別川・116
(株)新日本製鋼所室蘭製作所の用水ダム(日鋼鷲別水源地)。堤高13.5m、堤長94m。
2004-11-06・加工済・鷲別川・114
ダムの諸元が記載された看板。
2004-11-06・加工済・鷲別川・112
用水ダムの上流は国有林。貯水池の水質が良いので、森林施業には相当の配慮がされている筈だ。森林の扱い方次第で、川の保全状態が左右される。
2004-11-06・加工済・鷲別川・108
急峻な川が、ほぼ直線にされている。流速を緩和する落差工が見える。
2004-11-06・加工済・鷲別川・107
ショートカットし直線化されている。落差工の下流が浸食されないように川底にブロックが敷き詰められている。見える橋は道央自動車道。
2004-11-06・加工済・鷲別川・103
直線化された川の落差工。この辺りでは岩盤の露出が見られる。
2004-11-06・加工済・鷲別川・099
急峻な川だが、直線化されている。落差工が見える。
2004-11-06・加工済・鷲別川・097
落差工が見える。川底は所々で岩盤が見える。
2004-11-06・加工済・鷲別川・094
落差工が階段のように、幾つも建設されている。
2004-11-06・加工済・鷲別川・091
用水ダムから流れ出す水は濁らないのだろうか。微細な砂やシルトは少なく、大きな石が見られる。
2004-11-06・加工済・鷲別川・089
落差工。
2004-11-06・加工済・鷲別川・087
落差工の下はコンクリートブロックで川底が固められている。
2004-11-06・加工済・鷲別川・086
落差工の下流の川底にはブロックが敷き詰められている。露出した岩盤の上に僅かに砂利が残っている。
2004-11-06・加工済・鷲別川・084
砂防指定地の看板。たくさんの落差工が示されている。
2004-11-06・加工済・鷲別川・082
下流域は、勾配が小さくなり、ゆったりとした流れになっている。川岸にはアシヨシが繁茂している。
2004-11-06・加工済・鷲別川・081
アシヨシが繁茂した川岸だが、川底の砂利が少ない為、魚が繁殖しているのか分からない。
2004-11-06・加工済・鷲別川・079
国道36号線に架かる橋の直ぐ下流側に落差工がある。そこに砂利が貯まっていて、産卵行動をしているサケがいた。しかし、湧き水がなければ卵は育たない。サケは産卵場所が無くて、止むなくここで産卵したようだ。
2004-11-06・加工済・鷲別川・078
サケが産卵していた落差工の下流。産卵できる場所が無く、止むなくここで産卵していたようだ。産卵するには砂利の大きさが、余りにも小さ過ぎる。
2004-11-06・加工済・鷲別川・150
河口域。