鳥崎川
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鳥崎川の上流には治山ダムの他、1984年に完成した堤高43.6m、堤長72mの農業用水を目的とした駒ヶ岳ダムがある。その下流には1989年に完成した堤高9.5m、堤長230mの巨大な鳥崎川砂防ダムがある。この砂防ダム下流で、2009年に川幅の拡幅工事が行われた。
駒ヶ岳ダムと鳥崎川砂防ダムの関係に疑問があり、2003年に長野県の田口康夫氏を通じて国会議員の中村敦夫氏から、時の首相・小泉純一郎氏に質問主意書を提出している。
質問主意書と質問主意書に対する答弁書は下記のサイトで見ることが出来ます。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/155/syuh/s155007.htm
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/155/touh/t155007.htm
ダムを建設すれば、ダムの下流で必ず川底が低下していく。川底が低下すれば、川岸が崩れ、川に面した山の斜面が崩壊する。その結果、土砂と根付きの流木が流れ出すようになり、土砂災害が発生する。駒ヶ岳ダムの建設後、このダム下流で川底が低下し土砂流出、流木発生が懸念される為、補足用として鳥崎川砂防ダムが建設されたのではないかという疑問である。
上流で流量を飲み込めないから川幅を拡げると説明していながら、市街地はそのまま放置している。ご覧のように、盛土もそのままだ。ということは、上流の川幅を拡げた工事は本当は必要なかったという事になる。では、何のために上流での河道拡幅工事を行ったのか?実は、川が操作されて災害を発生させてはいないか?災害が起きれば、莫大な工事費が動く。誰もが無関心であれば、矛盾した工事は次々に行われる。そればかりか、失うことも無かったはずの人命・財産をも落とすことになるのかもしれない。