河床低下の「原因はダムにある」と認めた河川管理者の抵抗。

砂蘭部川で起きている河床低下の原因は、「砂防えん堤(ダム)が砂利を止めている」からであることを北海道渡島総合振興局函館建設管理部が認め、1号と2号砂防ダムをスリット化する決定が2016年の検討委員会によって下された。

砂蘭部川2号砂防えん堤。砂利が流れてこないので、河床の砂利はすっかり流されて消失した。えん堤直下では護床ブロックの下の岩盤が浸蝕されて空洞ができて壊れ、岩盤も掘り下がっている。撮影:2017年9月10日
砂防えん堤の下流全域で川底の石が不足。岩盤が露出してしまった。グランドキャニオン化が始まっている。膨大な量の砂利が失われたことが分かる。撮影:2017年9月17日
浅瀬は、莫大な量の砂利が流されてしまい、岩盤が露出し、グランドキャニオン化は下流へと広がっている。撮影:2017年9月13日

「いよいよスリットで川が蘇る」と期待していたら、まず、1号ダムから調査➡設計➡堤体の肉付け➡段階的スリット化➡その後の経過の調査。それから次に、2号ダムも同じ過程を繰り返す。現実にダムをスリットするまで、実に多くの事業が持ち込こまれて事業費は莫大に膨らんでいく。呆れたことに函館建設管理部は、ダムをスリットする必要性を認めておきながら、「スリットから流れる砂利が途中で止まらなければ困る」と言い出して、下流に夥しい数の帯工を建設すると言う。既存のダムをスリットして流れた砂利を止めるために、ダムを新設するという摩訶不思議な論法で屁理屈をこねる。この担当者は人を化かす狸なのかもしれない。

出典:第8回砂蘭部川河床低下対策検討委員会・渡島総合振興局函館建設管理部

決定した事業に付属事業を添加させて、どこまでも底知れずに膨らんでいく事業費。河川管理者と大学教授の背中にコンサル指南の影が見えてくる。

2014年、スリット化をする前提の実験として9基、その後も更に6基の帯工を建設したが、どれもこれもことごとく失敗した。砂利が流れてこない条件下で実験しているのだから、失敗することは素人にでも分かる。これが呆れたことに、壊れた帯工を補修し、また新規に造るというのだから…公務員の理念をすっかり忘れ、税金を貪る醜い姿を国民に更けている。恥ずかしくないのだろうか?

何が目的なのか見え見えのムダな実験ばかり。この他にも6基を建設したが、それらも全て失敗している。

地質・地形・川の性質など考えずに、規則正しく60m置きに帯工を配置した。柳井清治大学教授、渡辺康玄大学教授も苦笑する程だった。失敗しても失敗しても、もう、どうにも止まらない。その後も、自然石を使って帯工を建設した。勿論、税金を投入してだ。なぜ、こんなことを繰り返すのだろうか…? 訳がわからん! こんなことを大学教授がよもや指南しているとは信じられない。

  • 撮影:2016年4月10日

この冬にも更なる帯工を建設するという。スリット化もしないまま、帯工を建設(下2枚のスライドの赤線で示した所)すれば、その下流は更に深く掘られて川岸が削られてしまうことは明白である。

 

写真から分かるように、上流から砂利が流れてこないから岩盤が露出し、そこに巨石が挟まり合って川底の浸蝕が始まり、グランドキャニオン化が起きている。帯工を建設すれば、その下流は更に深く掘られて川岸が削られてしまうことは明白である。川底を安定させる仕組みを根底から失わせるので、もう手に負えなくなる。帯工の提案をしている柳井清治大学教授、渡辺康玄大学教授は、川を壊す事態になることを何故、起こそうとしているのか? 実験の失敗を利用して「コンクリートダムを建設するしか無い」と導きたいのか。ストラテジーを企てる間にもその下流域のインフラで、どんなことが起きているのか、彼らは何も見ていない。

  • 撮影:2005年4月14日

下流では、上流から流れてくる砂利は無くなり小石ばかりで、巨石までが流されて川底はどんどん下がっている。崩れやすくなった川岸は増水の度に崩壊を続けている。崩れた川岸を治めるべき砂利が来ないから、川岸は崩壊した崖のままの姿をしている。川岸が崖化する現象は、ダムが砂利を滞らす為に砂利不足した川で見られる典型的な姿である。

  • 撮影:2007年4月19日

砂防ダムで砂利が止められている為に、下流域では河床低下を起こし、施した巨石水制工は増水の度に基礎が抜かれて崩壊し、跡形もなく流されている。しかし、災害復旧工事費でまた巨石水制工が復活する。まるでゾンビ事業である。

撮影:2012年3月2日

下のスライドを見ていただきたい。上の写真と比較すれば川底が下がって行く様子が分かる。

  • 撮影:2013年8月21日

ご覧の通り、もう壊れている。ダムで砂利を止めている以上、何度、護岸工事を繰り返しても無駄だということが分かる。必要な量の砂利が流れてこないから、砂利不足した中で尚、大きな石も失われ川底は低下する。水制工基礎の砂利が抜かれて、巨石を繋げていた針金はちぎれて崩れ落ち、連結ブロックの裏側は砂利が抜かれて空洞化し、グシャグシャになった。この状況で増水があれば、脇の町道は崩壊し通行車があれば転落する危険もある。

下の写真は道々の砂蘭部橋だ。

砂蘭部川に架かる道々・八雲今金線の砂蘭部橋。橋と道路の取り付け部(橋台)が崩壊している。撮影:2017年8月28日

砂防ダムが砂利を滞らせるから、➡ダム直下から河床低下が進み、➡至る所で川岸が崩れる。➡増水時には川岸の崩壊で発生した土砂と流木が大量に流れ出し、➡流路を妨げて水の流れを撹乱させる。➡大量の土砂や流木は水流をせり上げ水位を上昇させて、➡民家を浸水させ道路や橋をも破壊する。この砂蘭部橋の橋台も危険な事態になっている。橋台が崩壊すれば道路が陥没し、通行車両が転落して犠牲者が出るかも知れない。スリット化事業を先送りにしている河川管理者が招人災になることを、前もって指摘しておく。決して、地球温暖化による想定外の大雨や台風が原因と主張するのは許されない。砂蘭部川での災害規模を大規模化させる布石を打っているのは、あなた方なのだから。

 

 

サクラマス産卵床を破壊する函館建設管理部

砂蘭部川1号砂防ダムのスリット化をする前に、堤体の肉付け工事が始まった。ダムの間口7.6m、深さ4mでスリット化すると、堤体が軽くなるので、その重量分をコンクリートで肉付けて補う必要な工事であると河川管理者は説明している。(下図の赤斜線部分を肉付けする)

砂蘭部川1号砂防ダムのスリット化図・(出典:第8回砂蘭部川河床低下検討委員会)

この砂防ダムの堆砂は樹林化して、もはや陸地となっており、スリット化しても堤体はもともと十分な重量がある。下流側の堤体の基礎が掘られない限りは倒れることなどあり得ない。スリット化後の堆砂は川岸となり、一部は流れ出し、堤体に現状以上の加重はかからない。スリットで水位も大幅に下がり、堤体にかかる水圧は大幅に減少する。従って、堤体の補強は不要であり単なる税金のムダ使いである。

せたな町の「良瑠石川」では、4基の治山ダムの堤体を補強せずにスリット化している。その後、堆砂は樹林化して陸地になり、安定した川岸になっている。川や沿岸は良好に回復し、地元は大きな恩恵を受けている。堤体が倒壊する心配など微塵もない。砂蘭部川河床低下対策検討委員会に於いて、現地視察の申し入れをしたが、拒否された。ダムのスリット化で川が安定した現場を委員に見られたくなかったのだろう。

ダム堤体の強度は過剰なほどに強力なものだ。しかし、函館建設管理部は、「肉付けしなければスリット化はできない」と説明する。堤体の補強の必要性など単なる飾り文句であって、「税金のムダ使いをさせなければ、スリットしてやらないぞ」という町民に対する一種の脅しのようなものである。河床低下がどんどん進んでいる中で、ダムにスリットを入れて砂利を供給する必要があると決断されてから、検討委員会で時間ばかりを稼ぎ、スリット化を1年、また、1年と先送りしてきた。その間にも河床低下は進行し、下流で被害が起きている。その度に支出される国からの災害復旧費は莫大なものだ。ダムのスリットが遅れれば遅れるほど、税金は事業者の采配に委ねられる。

右が町道。河床が下がっているので、巨石水制工で補修した基礎は抜かれて崩れている。ブロック護岸も補修の度に繰り返し崩れている。増水すればひとたまりもなく町道は崩壊する。車が転落する危険性も孕んでいる。撮影:2016年12月23日
道々・八雲~今金線の砂蘭部橋。河床が下がり、袋体床固工はズリ落ち、橋台の基礎が危険にさらされている。道路陥没の危険はないのか。人や車が転落する大事故になりかねない。撮影:2016年12月23日

下流の町道護岸や砂蘭部橋の崩壊の危機が迫る中、何度も補修を繰り返している。これが地方の現実である。公共事業の評価委員会が機能していないから、やりたい放題になっている。砂蘭部川河床低下対策検討委員会には河川学の専門家2人が専門委員として参加している。科学を志す気持ちがあるのなら、真摯に現場を科学してほしいものだ。

河川管理者は、町民の生命財産を脅かし、資源をも奪う。

始まったこのダム堤体肉付け工事を取材すると、サクラマスの産卵床を重機や資材を置いて潰されようとしていた。函館建設管理部は、これまでコンサルにサクラマスの産卵床調査をさせている。にも拘らず、毎度のことのように、調査データを活用しないのである。コンサルに税金でわざわざ調査させた目的は何なのだろうか?現場工事のおじさんが、「着手前に函館建設管理部の責任者が立ち会ったけど、サクラマスの産卵床への配慮は何も言われなかった」と言う。

サクラマスの稚魚が川底から出てくる間に、当該工事で泥が流れれば、川底の石のすき間が泥で塞がる。サクラマスの子どもたちは窒息して全滅である。北海道は生物多様性保全条例を策定し、資源が乏しくなっているサクラマスを危惧しながら、現場では枯渇させるようなことをしている。これから孵化に向けて育まれるサクラマスの卵を潰してまで、この時期の今、工事に着手する判断をした函館建設管理部。こんなことを北海道の河川管理者が繰り返しているから、遊楽部川の南限のシシャモやキュウリウオも、北限の尺鮎も絶滅させてきた。環境破壊を続ける反省無き集団、河川管理者。あなた方の子々孫々の財産をも失っていることをわかっていますか?

1号砂防ダムの上流側にはサクラマス産卵床がある(黄色の円内)。ここを砂利で埋め、重機が通るという。
円内の石の間では、ふ化寸前の卵やふ化したばかりのお腹に栄養をつけたサクラマスの子どもたちがうじゃうじゃいる。それを重機で踏みつぶすのか…。
1号砂防ダムの直下。黄色い円内がサクラマスの産卵床。ここも重機が通るという。これから孵化に向けて育まれる卵を潰してまで、今、工事の着工をする判断をした責任者とは…。

着手された工事に不備があって、その不備を事業者に指摘すれば、工事日程が狂い、業者が困ることになる。河川管理者は、自らの不手際を認めず、「保護団体が口出したからだ」と説明し、業者の不満の矛先を私たちに向けさせる。こうして、私たちは業者から敵視され、悪者にされていく。行政は自らの不手際の責任は取らない。それどころか切羽詰まれば、業者に責任を転嫁して業者を処分するのである。

【参考】もしもあなたが、善意から、事業の不備を行政に指摘したとします。指摘したあなたは、あなたが知らない間に、業者間で悪者にされているかも知れません。あってはならないことですが、行政とはいっても担当者も人間ですから、保身のためにはあなたの個人情報をも業者に漏洩しますので、くれぐれもご注意ください。現場の業者は、工事の発注者の指示通りにしますので、業者側に責任が無い場合が多いのです。行政は指導・監督・検査の責任があるので、問題が生じた場合、適切に業者を指導しなかった行政の手落ちの場合が殆どだと思ってよいでしょう。行政に指摘するだけでなく、業者側の人にも、行政の手落ちや不備を説明した方が、後々によいでしょう。

 

2号砂防ダムのスリットの間口…整合性のない説明

第7回砂蘭部川河床低下対策検討委員会のニュースレターが届いた。

第7回砂蘭部川河床低下対策検討委員会・議事録・

写真は3基のダムのうち、最下流の2号砂防ダムである。図に示されたスリットの間口は3.5m。

河川管理者が示す間口3.5mのスリット

スリットの間口3.5mとした理由

つまり、長さが7m以上の木は流れてこない筈だから、間口に引っかかることはないと言うのだ。しかし、スリットされた事例のあるダムでも間口が狭くて流木で塞がっているのが実際である。その為、間口幅を拡げる改善工事が行われているダムもある。管理者は、前例があっても気にもならないのだろうか。知ろうとも見ようとも思わないのだろうか。流木長の2分の1であれば通過する”実績”があるというその資料を、是非教えて欲しいことを7月19日に問い合わせをしたが、未だ回答はない。

8月3日に渡島総合振興局函館建設管理部治水課と八雲出張所の担当者との協議で、八雲町内の野田追川に4億3百万円で建設した巨大な鳥居のような鋼鉄製アングルダムについて聞いてみた。「間口が広いと言うが、実際には流木が引っかかっている」、すると八雲出張所の河川担当者は「あれは流木捕捉工です」と答えた。この協議の2週間も事前に、アングルダムの間口は何メートルあるのか問い合わせをしていたので尋ねると、「調べていない」と答えた。その後も再三問い合わせているが、「平成19年の古い資料なので探している」と言って、未だに回答は無い。だが、この4億3百万円の工事は、平成22年8月10日から平成23年3月18日に行われている。工事発注後は現場の監督・指導・工事後の検査が行われている筈であるから、設計図と照合しなければ、監督も指導も検査も行えないことになる。設計図無しで検査が出来る筈がない。検査に合格しなければ、工事費は税金から支払われることもない。担当者は「調べていない」とか「古い資料だから」と濁して、何故、回答しないのだろうか?

2015年8月12日、管理者が説明責任を果たさないのならと、私たちで実測することにした。間口は6m、引っかかった流木の樹高は約14m。2mの間口はすべて流木で塞がっていた。ニュースレターに「維持管理の範囲で除去」と明記されているが、取り除かずに、ずっと放置している為、澪筋は右岸から左岸へ移ってしまった。河川管理者は、造った後の管理はしない。出来る筈もない。一方で住民には、あたかも管理が出来るかのように説明している。2015-08-12・鋼鉄製流木捕捉工・野田追川

ここでお気づきだろうか?

河川管理者は、間口が6mの構造物を「流木捕捉工」と説明した。流木を捕捉する為のものだ。一方、ニュースレターでは、それよりも間口が狭い3.5mとなっている。しかも、「”実績”としては流木は引っかからない」と説明している。

公の議論の場での河川管理者の説明である。

スリット化先送りのための試験施工・調査で消える莫大な税金

本日(2015年7月9日)、突然、函館建設管理部から下記のような「お知らせ」が届いた。

「砂蘭部川河床低下対策検討委員会」では、これまでの協議で、砂利が不足している中で、工作物を作っても浸食が上回るので、無駄だとして「設置した工作物が壊れても補修はしない」「新たなに工作物は作らない」ことを確認していた。しかし、この「お知らせ」は、検討委員会に諮ることなく、いきなり作業を行うとの通告である。検討委員会での取り決めを反故にし、委員を軽視する行為である。

2015-07-09・砂蘭部川のこと・加工済・001

2015-07-09・砂蘭部川のこと002

 

2015-03-23・第7回砂蘭部川河床低下対策検討委員そこで、以下のように函館建設管理部へメールを送った。

1.の置き土工について:

①なぜ委員会で言わなかったのでしょうか…?

②このようなことになることは当初から予測できていなかったのでしょうか…?これまでの試験施工で十分にデータが取れているはずです。同じ事を何度も繰り返すことほどばからしいことはありませんし、何よりも税金の無駄遣いになるばかりです。反省していないのですか…?

置き土をしても、見せかけに過ぎないことが分かったわけですし、砂利不足のために見えないところでどんどん浸食が進行していくばかりです。

③したがって、もうこれ以上の税金の無駄遣いを止めるためにも、置き土工はやらないでください。ご返事をいただきたいと思います。

2.置き土の粒度試験について:

④これまで何度も置き土、土砂の投入をしていますので、データが取れているはずです。したがって、もうこれ以上、目的がはっきり分からない試験はやらないでください。税金の無駄遣いになる粒度試験はやらないでください。ご返事をいただきたいと思います。

3.濁度調査について:

⑤これまでも冬期を含めて土砂を投入し濁水を流していることから、すでにデータが取れていると思いますし、これまでも何度も濁水を発生させておりますので、濁度調査をしても意味がありません。したがって、税金の無駄遣いになる濁度調査は止めてください。ご返事をいただきたいと思います。

4.水質調査について:

⑥これまで何度も濁水を出さないように申し入れをしてきたのに、サケやサクラマスの卵が川底にある時期にも係わらず濃い濁水を流しておりましたので、いまさら水質調査をする必要性は全くありません。河床内で息づいている多くの卵・仔魚を死滅させたと見られ、今年の春先、サケやサクラマスの稚魚をほとんど見ることができませんでした。このようなサケやサクラマスを見殺しにした心ない人たちが水質調査をする目的はどこにもありません。したがって、税金の無駄遣いになる水質調査は止めてください。ご返事をいただきたいと思います。

委員会で決めていないことをやらないでください。以上

事業者は、サケやサクラマスの卵や仔魚が川底で息づいている時に大量の泥水を流している。この春先に稚魚の姿を見ることは無かった。小さな命への配慮すらできない人たちに、さも魚たちへ配慮しているかのように見せかけた、このような調査をしても何の意味もない。こうした申し入れは一度ではない。20年も以前から申し入れ続けている話だ。これに対し事業者はとことん無視してきた。今なお無視を続けている。どこも同じだが、保護団体が環境に配慮するように申し入れをすると、改善を先送りする為に調査を繰り返す。これが行政の一つの手法だ。申し入れ者は、調査したから由とせず、何のために調査したのか、その結果がどこにどのように活かされたのかなどチェックし、是正を求め続けることが大切である。

治山ダムや砂防ダムがあることで、ダムの下流で川が壊れる。川が壊れるから工事が始まり、終わってからも再び被災する。被災してはまた再補修し、その後も被災と補修が延々と繰り返されて来た。莫大な税金を失っている。一体、誰が?何が?このようなドブに捨てているような工事を容認し野放しにしているのだろうか。

ダムをスリット化して砂利を下流に供給すれば、かなりの改善が期待できることを事業者は認めた上での検討会発足だったのだが、はなからスリット化する気はないようだ。函館建設管理部八雲出張所のこれまでの対応のふてぶてしさには、恐怖すら感じるものがある。