北海道新幹線工事現場からの排水で清流がドブ川化…

北海道新幹線工事に伴う排水で、どの河川もドブ川化が止まらない。

ルコツ川同様に、北海道新幹線トンネル工事「山崎工区」からの排水と、溶出量が国の環境基準を超えるヒ素・セレンなどを含む重金属含有残土の投棄場所からの排水で、ホタテの大規模養殖場に注ぐ山崎川は、酷いドブ川化となっている。

こんなドブ川に魚が棲めるはずがない。魚がたくさん泳ぐ清流だったのに…
ドブ化した同じ場所の写真。排水前は、川底の礫がこんなにもきれいに見えていたのに…。撮影:2020年4月25日

山崎川はドブ化し、魚の姿も見られなくなってしまった。

山崎川の橋から川を覗いたら、ドブ川化していた。魚の姿ナシ。
排水基準は遵守されているのだろうか…?
工事が始まれば、汚染は止まらない…
こうして「沈黙の川」となる。これを「影響ナシ」と言う機構の一言で、北海道の清流は悉く失われてゆく。恐ろしいものだ。

国や道の認可された事業なのに、こんな川に成り果てるのだ。魚が群れる清流は、悉く失われている。

機構は、国の環境基準の溶出量が130倍超えるヒ素含有の掘削残土を、八雲町に無断で、沢の埋め立て地に運び込んでいた。その現場を住民に見つけられたことから、その後、国家権力を行使して、力尽くで住民の目を排除するようになった。

監視カメラが設置されており、工事が休みの時でも、中に入れば、担当者がすっ飛んでくる。
問答無用の対応だ。

では、この中で彼らは何をしているのだろうか…?

八雲町「山崎工区」から掘り出された溶出量が国の環境基準を超える有害重金属含有残土の農地を利用した仮置き場。農地が汚染されることは無いのか…?

上流には環境基準超えの有害重金属含有残土の捨て場があり、排水は山崎川に流されている。ではどうなっているのだろうか…?

環境基準超えの有害重金属含有残土捨て場「黒岩B」の排水は白濁していた。

残土捨て場「黒岩B」からの排水は白濁していた。なぜ排水は白濁しているのか…?

濁水処理を行わずに、山崎川へ排水するようになっていたのである。

濁水処理施設があり、濁水処理されて排水されるようになっているが…疑わしい配管があった。
沈砂池から濁水処理施設に送られる送水管が2本ある。また、濁水処理施設を経由しない送水管が山崎川へ伸びている。

ルコツ工区の沈砂池の濁水収容量は、付近の最大雨量時に対応した規模になっているのだが、これは、沈砂池が”空”という条件だと判った。即ち、濁水処理施設を経由せずにルコツ川へ排水する送水管が設置されていたのである。これと同じ事が山崎川でも行われているのだ。

こんなことが現場の施工業者間でまかり通っていたのでは、生物多様性保全など達成出来るはずがない。SDG’sにも反しているこうした手法、状況を工事主体者である独法・鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、しっかりと現場で行われていることを精査し、是正していただきたい。