砂防ダムのスリット化で、堤体の大規模な肉厚化…本当に必要な工事なのか…?

北海道渡島総合振興局函館建設管理部は、大野川水系の小さな谷川「子熊の沢川」の砂防ダムのスリット化を行った。

スリット化すれば堤体の強度が低下するとして、コンクリートで肉付けする必要があると説明するが…スリットの規模はごくわずかなのに、堤体の肉厚化の大規模さに疑問を感じるばかりだ。

本当にこれほどの肉厚が必要なのだろうか…?

過剰な工事に思えてならない。

これって、税金のムダ遣いでないかい…?

 

2015-06-01・加工済・子熊の沢川・砂防ダム肉厚化+スリット化・KAZ_0039
堤長が表示されていない。大規模に肉厚化したから、教えたくないのだろうか…?つい勘ぐってしまうのだ。

2015-06-01・加工済・子熊の沢川・砂防ダム肉厚化+スリット化・KAZ_0038

小さな谷川にそぐわないほどの大規模な砂防ダム1号、2号、3号があり、さらには1号砂防ダムの下流に4基目の大規模な砂防ダムが新設されている。国道277号線から新設された砂防ダムは見えるが、奥にある大規模な3基の砂防ダムには誰も気がつくことはないだろう。

誰も知らないところで、川が壊されて、これから大規模な災害を引き起こすような怖い川に作り変えられていることを知っていただきたい。

河川管理者らは自らで川を壊し、誰も知らない間に怖い川に変貌させてから、災害防除などの理由をつけて、次から次に国の補助事業でダム建設に励んでいることを知っていただきたい。

みなさんもぜひ、子熊の沢川をたどって、実態を知っていただきたいと思います。