精力的に川を歩いているフリーランス・フォトジャーナリストの浦 壮一郎氏が、釣り雑誌連載で書きためた記事を、『研究者が本当に伝えたかった サカナと水辺と森と希望』というタイトルで一冊の本にまとめ、2024年3月に、つり人社から出版されました。
本書では「流域の自然を考えるネットワーク」の取り組みも紹介されています。河川行政や河川・砂防に関わる研究者らが、何故か避けて触れようとしないダムの深刻な影響に触れ、川から魚がいなくなっている現場の報告や、川を蘇らせて魚を増やそうとする取り組みの事例などを紹介。また、確かなフィールドワークをされている研究者の最新の知見が盛り込まれています。
釣り人と漁業者必読の1冊と言えよう。また、環境学習に取り組む先生方にも役立ち、自然保護や自然観察などに取り組む団体の活動にも役立つ本です。
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