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公開質問書 2009年8月28日

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北海道南部に、北海道が指定するサクラマスの保護河川「須築川」がある。この川に今から40年程前に大きな「砂防ダム」が建設された。

ところが、砂防ダム建設後、川に入れば体に当たるほどたくさんのいたサクラマスがほとんどいなくなってしまった。

ダムの下流で産卵していたサクラマスも姿を消した。

地元の漁師たちは「サクラマスをいなくした原因は砂防ダムにある」として、砂防ダムを建設した北海道に対して「砂防ダムを撤去して、川を元の川に戻して欲しい」と長年にわたり要望してきた。

北海道はこうした漁師の要請には応じず、既設の魚道が老朽化したとして、なぜか「魚道を取り壊して、新たな魚道を建設する」と提案してきた。

漁師は今よりも少しでも良くなるのならと、この提案に応じてしまった。

 

問題は、サクラマスが砂防ダムの建設後にいなくなっているにも関わらず、砂防ダムとサクラマス資源が枯れた原因を究明することなく、新たな魚道を建設を行おうとしていることにある。

砂防ダムの下流域で産卵していたサクラマス資源も、魚道を上ろうと砂防ダムの下にひしめき合うサクラマスもいないのに、魚道を新設してどのような効果があるのだろうか…とても不思議な事業なのである。

 

また、砂防ダムの下流では砂利の供給不足が発生しており、河床が低下し、川岸が崩れ、多くの河畔林が倒れ込み始めている。魚道を新設しても砂防ダム下流のこうした状況は改善されず、むしろ事態は悪化するばかりになり、流木の漁具被害、泥水の流出によるウニ、アワビ、コンブなどの水産資源への影響が懸念される状況になっている。

また、魚道を新設しても河床低下の進行が続くわけだから、地下水の抜き取りになり、河川水の減少につながり、河川生態系への影響は避けられず、かつ、森林土壌の栄養成分の海への流入量が減少し、コンブなどの海草の成育に影響を与え、巡り回ってウニ、アワビなどの海草を食して成育する水産資源にも影響を与えると見られる。

流木・土砂による災害や被害を助長させ、生態系の攪乱など広範囲に及ぶ原因を解消することなく、魚道の新設を行おうとする北海道の姿勢に疑問を感じて、やむなく、北海道知事宛に公開質問書を送付した。

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魚の繁殖地の棲み分けを無視した魚道建設には、問題がある。

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sumiwake

サクラマスとアメマスの棲み分け

サクラマスの卵がアメマスに掘り返される

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

効果的な「お椀型に開いた」スリットダム

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理屈が優先し、現場では全く役に立たない黒松内川の「スリットダム」と見市川の「アングルダム」

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2008年8月11日

須築川砂防ダム

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2008年4月14日

1.須築川 苔むした石が転げだし、川岸崩壊が始まる

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2.須築川 川岸から地下水が抜かれ、地下水量が減少し、川水も水量が減る

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3.須築川 河床低下で川岸崩壊が始まる

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4.須築川 河床低下で、川岸の石が抜かれ、根はむき出し

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5.須築川 根元の石が抜かれた木が風で倒された 流木になる

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