ホーム活動内容オオワシ・オジロワシの飛来の条件

 

オオワシ・オジロワシの飛来の条件

 

調査の結果とオオワシ・オジロワシが飛来するための条件

 

オオワシ・オジロワシは食べものがある川に飛来します。主たる食べものは自然産卵後のホッチャレサケです。

日本のサケは人間が漁業資源として独占して利用しており、海から川に上ってきたサケは上流に上る前に捕獲場で漁獲されています。従って、サケの自然産卵が見られる川はきわめて少ないのが現状です。しかし、最近では捕獲場を廃止する川が増え、サケの自然産卵が見られるようになってきましたので、オオワシ・オジロワシが飛来する川も増えると思われます。

 

オオワシ・オジロワシが飛来するためには止まる木が必要で、川岸か川に面した山の斜面などに樹高20m前後の木が必要です。

オオワシ・オジロワシが止まり木とする木の種類はドロノキ、ケヤマハンノキ、ミズナラ、ヤナギ、ハルニレで、枝が横に広がった木を好むようです。羽を開けば2m40cm以上もありますから、枝が混みいった木は避けるようです。

 

オオワシ・オジロワシの越冬地には「休息場」と「ねぐら」が必要です。「休息場」や「ねぐら」は川の近くで、人目を避けた、20m前後の木がある谷が適しているようです。「休息場」は食後の休息や風を避けたり、吹雪いたときなどに頻繁に利用します。

 

調査の結果、以上のようなことが判りました。

 

オオワシ・オジロワシが飛来する条件のまとめ

1. サケが川に上って自然産卵し、ホッチャレサケが川岸に散乱してること

2. 川岸もしくは川の近くに樹高20m前後のドロノキ、ケヤマハンノキ、ミズナラ、ヤナギ、ハルニレなどの樹木があること

3. 川の近くの人目を避けた場所に、「ねぐら」となる20m前後の木の谷があること

 

以上のような条件があれば、オオワシ・オジロワシが越冬飛来する可能性は高いと思われます。札幌市の豊平川などのような都市部でもオオワシ・オジロワシが見られるようになるかも知れません。

 

このオオワシ・オジロワシ調査は、パタゴニア日本支社から助成を受けて調査を行っています。

This investigation of eagles has been supported by Patagonia Japan Branch.

パタゴニアジャパン
 
 

 

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